絵画感想文 〜臨床心理士がアート作品と対話しながら鑑賞し、作品の意味について考え、感受性を磨く訓練をしてみました〜

知識はなく、解説はできません。思い浮かんだことを、自由に書いていこうと思います。作品との対話による美術鑑賞や、ハウゼンとヤノワインのVisual Thinking Strategy(VTS)をやってみた、という感じです。

001.アンリ・マティス ≪大きな赤い部屋≫ 1948年 フランス、ポンピドゥー・センター

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大きな赤い部屋

最初はそれなりに有名な人が良いなと思い

アンリ・マティスにしました。

 

赤い部屋の上部には2枚の絵画、

下部には2匹の動物、

中央には花瓶の乗ったテーブルがあります。

 

部屋の赤い色からは情熱を感じますが、

人はいません。

 

動物はテンションが高そうで、

テーブルの上の花瓶が雑然としていること

お皿からこぼれ落ちたものがあることから、

パーティが終わり、人は帰ってしまった後の絵でしょうか。

 

パーティはどんな感じだったのでしょうか。

上部の2枚の絵がヒントになる気がします。

 

白黒の絵からは静けさが

カラーの絵からは華やかさを感じます。

 

賑やかなだけではなく、落ち着いて話し合ったことも

あったのではないでしょうか。

 

こう見てみると、白黒の絵が興味を引きます。

絵全体を引き締めている感じがします。

 

カラーの絵は、なんかいいものが見つかった、

アイディアが思い浮かんだ、

白黒の絵は、不気味なものが湧き上がってきた

そんな感じがします。

 

2枚の絵のコントラストより、深みを感じ、

パーティーは意義深いものであった気がしました。

 

こんな感じで気軽に書いていきます。

よろしくお願いします!