043.東山魁夷 ≪道≫ 1950年 MOMAT(東京国立近代美術館)
人が行き交い、地面が踏みしめられ、整備され
道ができる。
そのようにしてできる道が、登り坂になっている。
本作からは、
ポジティブなメッセージをたくさん受け取れる。
どんどん道が整備され、
どんどん生活がしやすくなり、
どんどん社会が豊かになっていく。
人がお互いに協力し合ったら、
良い結果が必ずついてくる。
道は開ける。
停滞が続く今日の日本において、
こんなメッセージを受け取れる機会は、そう多くはないだろう。
明るい気持ちにさせてくれる良作だ。