絵画感想文 〜臨床心理士がアート作品と対話しながら鑑賞し、作品の意味について考え、感受性を磨く訓練をしてみました〜

知識はなく、解説はできません。思い浮かんだことを、自由に書いていこうと思います。作品との対話による美術鑑賞や、ハウゼンとヤノワインのVisual Thinking Strategy(VTS)をやってみた、という感じです。

030.アメデオ・モディリアーニ ≪ヌード 1917≫ 1917年 グッゲンハイム美術館、アメリカ 

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ヌード 1917

裸の女性が横たわっている。

眼を閉じ、腕を頭の後ろに組んでいる。

リラックスしている状態のようだ。

 

見ていると、安らかな気持ちになる。

 

ベッドと布団以外の家具がない。

ごちゃごちゃしておらず、

その点からも、見ていて落ち着く。

 

やはり腕が気になる。

腕を下げ、肩も下がった方が

よりリラックスしている感じとなる。

 

考え事をしているのだろうか? はだかで?

はだかの状態から、1から考え直そう

というメッセージのように思われてくる。

 

腕を集中的にみると、見え方の変わる絵だった。