003.マリー・ローランサン ≪イル=ド=フランス≫ 1940年
きれいな女性4人がたわむれている。
いかにも楽しそう。
「そんな所に突っ立っていないで、こっちに来たら」と誘っていそう。
そんな楽しいことには絶対に裏がある。罠だと思ってしまう。
奥の橋が境界になっていて、
彼女らに「あっちに行きましょう」と導かれて橋の先に行ったら、
簡単には戻って来られなそう。
日常にもそういうことは多々ある。
息抜きに、ちょっと10分ゲームしよう、ネットサーフィンしようが
気が付いたら1時間経っている、なんてざらだ。
甘い囁きを具現化したものに私には見えた。