絵画感想文 〜臨床心理士がアート作品と対話しながら鑑賞し、作品の意味について考え、感受性を磨く訓練をしてみました〜

知識はなく、解説はできません。思い浮かんだことを、自由に書いていこうと思います。作品との対話による美術鑑賞や、ハウゼンとヤノワインのVisual Thinking Strategy(VTS)をやってみた、という感じです。

041.ウジェーヌ・ブーダン ≪ドーヴィル、波止場≫ 1891年 バレル・コレクション、スコットランド

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ドーヴィル、波止場

2019年4月27日(土)~6月30日(日)まで東京・Bunkamura ザ・ミュージアム

2019年8月7日(水)~10月20日(日)まで静岡市美術館で

2019年11月2日(土)~2020年1月26日(月)まで広島県立美術館

開催される“印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション”展で

見ることができる作品を取り上げます。

 

港に停泊している2隻の帆船に

帆が張ってある。

出港準備が整い、

あとは号令を待つだけ、ということか。

 

青空が広がっており、天気は良さそう。

出港には、もってこいだ。

 

前途洋々な印象を受けるのは、

空が大きく、

今後の展望が開けている感じを抱けるからであろう。

 

雲が流れているように見えることや、

海面の揺れ具合から、風を感じることができるのは、

本作に対する爽やかさを増幅させる。

 

さて、これから一仕事頑張るか

といったやる気スイッチを入れてくれる作品だ。